婚約指輪の由来や歴史について解説いたします。
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  1. 婚約指輪と結婚指輪の違い

婚約指輪の基礎知識!結婚指輪との違いは?

こちらのページでは、婚約指輪の由来や歴史について解説しています。また、結婚指輪とは別に婚約指輪を贈る意味や、どれくらいの人が婚約指輪を贈っているのか、婚約指輪を贈るべき理由などについても調べ、詳しくまとめました。

婚約指輪と結婚指輪はどう違う?

婚約指輪と結婚指輪はどう違う?

左手の薬指に指輪をしているのは既婚者である証・・・ということはなんとなく知っていても、まだプロポーズも結婚式も経験がない人にとって婚約指輪と結婚指輪の明確な違いはよくわからなかったりしますよね。

婚約指輪はその名の通り、結婚の約束をしたときに男性から女性に贈られるものです。つまり、婚約指輪をつけるのは女性側のみ。結納を済ませてから結婚式までの間につけるものとされていますが、日常的につけるというよりも、装飾品としてつけるという認識が一般的で、デザインも華やかなものが選ばれがちです。

これに対し、結婚指輪は結婚する男女が2人の誓いの証としてつけるペアリングです。男女共に日常的につけるものなので、デザインもシンプルなものが主流になっていますね。

婚約指輪は結婚したらつけてはいけないということはなく、中には結婚指輪と重ねてつけられるようデザインされているものもあります。そして、どちらの指輪も左手の薬指につけるのが一般的です。

婚約指輪の由来

婚約指輪の由来

男性が女性に婚約指輪を贈る、という風習が生まれたのは、なんと紀元前1世紀~紀元前2世紀頃のローマ時代。当時は「結婚の約束をする」ということに重きが置かれており、金の指輪を贈るのが主流だったようです。

さらにそれから時は経ち、9世紀、ローマ教皇ニコラス一世が、婚約の際には経済的な犠牲を払うくらいの高価な指輪を女性に贈るべきだ、といった発言をしたことをきっかけとして「婚約指輪は高価なもの」という価値観が定着したと言われています。

薬指にはめることになった理由については、古代エジプトにその起源があります。古代エジプトでは左手の薬指が心臓につながる太い血管が通っていると考えられていたため、心臓(心)とまっすぐにつながっている薬指に約束の証をつけることで、女性の心をつなぎとめておくという意味合いがあったと言います。

婚約指輪には結婚指輪よりもずっと長い歴史があったとは、驚きですね。

どうして宝石はダイヤモンドなの?

どうして宝石はダイヤモンドなの?

婚約指輪に使われる宝石としてダイヤモンドが主流となったきっかけは、今から500年以上前の1477年にまで遡ります。この後1508年に神聖ローマ帝国の皇帝となるマクシミリアン一世がブルゴーニュ公国最後の君主(女公)であったマリー・ド・ブルゴーニュとの縁談が持ち上がった際に、ダイヤモンドの指輪を贈ったのを起源とする説が有力です。

マクシミリアン一世がダイヤモンドを選んだ理由は、ダイヤモンドが「不屈の愛」や「永遠」を意味する宝石だったから、あるいは宝石の中では最も硬いということから「固い絆」を表すものとして選ばれたなど、諸説あります。

ちなみに、婚約指輪の風習が始まった明治時代には真珠の指輪を贈るのが主流だった日本において、婚約指輪にダイヤモンドが使われるようになったのは1960年代のこと。高度経済成長期にダイヤモンドの輸入が解禁になったのを機に、ジュエリーを扱う企業による一大キャンペーンによって婚約指輪にはダイヤモンド、という習慣が広く一般的になっていったようです。

婚約指輪を贈る3つの意味

前述の通り、歴史と共に様々な変化を遂げてきた婚約指輪の風習ですが、現代において、婚約指輪を贈ることには3つの意味があります。

婚約指輪を贈る意味①決意の表明

決意の表明

婚約指輪の購入金額は、平均で30~40万円(「ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ」より)と、大変高価なものになります。男性はこれを女性に贈ることで、「あなたを生涯守ります」という決意を形にすることができるのです。また、女性側もこれを受け取ることで、「あなたを支え続けます」という意志表明になります。「婚約」というやり取りが、婚約指輪を通して行われることによって、とても厳格な儀式のように感じられますよね。

婚約指輪を贈る意味②婚約の証明

婚約の証明

婚約は入籍とは異なり、婚姻届のような書類もなく、形式は自由です。つまり、プロポーズ後から入籍までの間、ふたりが互いに婚約者であることを証明することができるのが、この「婚約指輪」ということになります。

女性側は、婚約指輪を左手の薬指にはめることで、「婚約者がいる」ということを周囲に示すことにもなるので、結婚の約束への信頼度が高まり、お互いに安心できるのも嬉しいですね。

婚約指輪を贈る意味③家族の財産

家族の財産

明治時代から昭和初期にかけての婚約指輪は、貴金属として高値がつくものであり、結婚後もふたりの「資産」として、金銭的に価値のあるものでした。ダイヤモンドがあまり大きな金額になるものではなくなってしまった今、婚約指輪は決してお金ではない、ふたりの歴史が詰まった思い出の品として価値のあるものになったと言えます。

実際に、変形しにくく腐食しないダイヤモンドの特性を活かして、デザインやサイズをリフォームし、子供や孫へ代々引き継いでいる、という人も少なくありません。ふたりの愛の証である婚約指輪が、家族の歴史と共にその役割を変えていくというのは感慨深いですね。

婚約指輪を贈ろう

婚約指輪を贈ろう

ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ」によれば、「婚約指輪を買わなかった」というカップルは全体の約3割と、とても少数派であることが分かります。「みんなが贈っているから贈ろう」というのも可笑しな話ですが、「みんなが贈っている」ということは、それなりに理由があるはずです。

婚約指輪を贈った方が良い理由①婚約指輪がないと離婚率が上がる

婚約指輪がないと離婚率が上がる

リクルートブライダル総研-夫婦関係調査」によれば、40代までに離婚した夫婦はそうでない夫婦と比べ、結婚時のイベントを積極的に行っていなかった、ということが明らかとなりました。違いとしてもっとも大きかったのが「挙式」、次いで「婚約指輪の購入」という結果となっています。でも、どうして婚約指輪を買わないことが離婚につながってしまうのでしょうか。

ある夫婦に「結婚してから今日までの家族の年表を書いてください」と言うと、大抵の場合、奥さんの方はびっしりとイベントで埋め尽くされるのに対し、旦那さんの方は子どもの卒業や入学さえ何年のことだったか忘れてしまっている、ということが起こります。これは、女性にとって「イベント」というものがどれだけ重要なものなのか、ということを物語っていると言えます。

結婚すれば、相手の理解できない行動に苦しんだり、喧嘩をすることもあるでしょう。しかし、そういうときに結婚式の写真や婚約指輪を見ると、プロポーズをされたときの幸せな記憶が蘇ってきます。これによって、嫌なことや辛いことを乗り越えられるのです。

婚約指輪を買わないことが離婚につながってしまうというわけではなく、婚約指輪を贈ることでいつまでも夫婦円満でいられる、というのが正解かも知れませんね。

婚約指輪を贈った方が良い理由②もらった女性はやっぱり嬉しい

もらった女性はやっぱり嬉しい

最近では、「お金がもったいないから」という理由で婚約指輪を辞退する女性も増えていると言いますが、「安い指輪でも贈ってくれたら嬉しい」と期待していないはずはありません。

仮に、本当に「興味がない」「欲しくない」と思っていたとしても、もらえたら「やっぱり嬉しかった」という女性はとても多いのです。

あるいは、何年か経って友達が婚約指輪をもらったのを見て、やっぱり貰っておけば良かったと後悔する女性も少なくないようです。

婚約指輪は長い歴史の中で大切にされてきた、深い意味のある習慣ですから、気持ちや覚悟を伝える方法として、ぜひ愛情を形にして贈りたいものですね。

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