ダイヤモンドの「4C」や鑑定書の見方、価格の決まり方、カットの種類について詳しく紹介しています。
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  1. 婚約指輪の選び方~ダイヤモンド編~

婚約指輪の選び方ダイヤモンドの品質を確認しよう

こちらのページでは、ダイヤモンドの「4C」や、鑑定書の見方、価格の決まり方、カットの種類、輝きの評価基準「サリネライト」についてなど、ダイヤモンドの品質を見極めて婚約指輪を選ぶために必要な基礎知識についてまとめ、ご紹介いたします。ぜひご参考になさってくださいね。

ダイヤモンドの価値をあらわす「4C」とは?

ダイヤモンドの価値をあらわす「4C」とは?

4Cとは、1931年に設立した米国宝石学会(GIA)により定められた、重量(カラット)、透明度(クラリティ)、色(カラー)、研磨(カット)という4つの項目からダイヤモンドの品質を評価する国際基準のことで、世界中のダイヤモンドがこれに基づいて鑑定されています。鑑定は、熟練した2名の鑑定士が、ダイヤモンドを10倍に拡大しながら観察し、評価を下していきます。

鑑定書を発行するための専門機関はたくさん存在しますが、ダイヤモンドの確かな品質を見極めたいと思ったら、この鑑定書の発行元が信頼できる発行機関であるかどうかを確認するようにしましょう。

専門的な知識と経験に基づいて鑑定を行っている機関として挙げられるのは、先に述べたGIAほか、ベルギーのHRD、ヨーロッパのEGL、日本では1970年に設立された中央宝石研究所(CGL)がダイヤモンド鑑定を行う国内最大規模の鑑定機関として知られており、4Cを鑑定した上で発行される鑑定書の発行部数は世界最大規模と言われています。この他にも、GIAの日本支部に当たるGIAジャパンは、厳正中立の立場にあるため、社会に貢献する鑑定機関として定評があります。

ダイヤモンドの鑑定書の見方

ダイヤモンドの鑑定書の見方 出典:https://www.j-kamata.com/blog/p3375

ダイヤモンドの鑑定書は、その発行元がどこかということだけでなく、内容も確認できるようになっておくと便利です。重量(カラット)、透明度(クラリティ)、色(カラー)、研磨(カット)の4項目における、それぞれの評価基準と値について解説いたします。

ダイヤモンドの鑑定書の見方①カラットとは?

カラットの項目には、ダイヤモンドの重さが記載されています。カラット数が上がると、それだけダイヤモンドの直径も大きくなるため、カラット別におおよその大きさを判断することができます。

0.2カラット
直径約3.8㎜
0.3カラット
直径約4.3㎜
0.4カラット
直径約4.8㎜
0.5カラット
直径約5.2㎜
0.6カラット
直径約5.5㎜
0.7カラット
直径約5.7㎜
0.8カラット
直径約6.0㎜
0.9カラット
直径約6.3㎜
1.0カラット
直径約6.5㎜

カラットは他の評価項目と比べると素人目にも分かりやすく、価値の大小を判別しやすいと言えます。世界基準で1カラットは0.2グラムと非常に小さい単位ですが、ダイヤモンドは0.01グラムの違いによってもかなり見栄えが変わります。

ダイヤモンドの鑑定書の見方②クラリティとは?

ダイヤモンドは天然鉱物のため、内包物があります。クラリティのグレードは、この内包物の数、大きさ、色、場所などによって決められ、少ないほど希少価値は高くなります。

外部に見られる欠点は「ブレミッシュ」と呼ばれ、内外部または内部のみに見られる欠点は「インクルージョン」と呼ばれますが、このブレミッシュとインクルージョンの程度によって、クラリティは11段階で評価されます。

フローレス
(FL)
10倍拡大で、ブレミッシュやインクルージョンがない。
インタナリーフローレス
(IF)
10倍拡大で、インクルージョンがなく、重要でないブレミッシュのみ。
ベリーベリースライトリー
(VVS1・VVS2)
10倍拡大で、発見困難な微小なインクルージョンのみ。
ベリースライトリー
(VVS1・VVS2)
10倍拡大で、見えにくいものから見えやすい範囲の軽度なインクルージョン。
スライトリー
(SI1・SI2)
10倍拡大で、見えやすいまたは非常に見えやすい明瞭なインクルージョン。比較的大きな石では、肉眼でもインクルージョンを判別できる場合もある。
インパーフェクト
(I1・I2・I3)
フェースアップで肉眼で見えることがある顕著なインクルージョン。I3では、石の耐久性を脅かすこともある。

ダイヤモンドの鑑定書の見方③カラーとは?

ダイヤモンドには完全な無色から薄い黄色まで自然の色がついています。カラーの項目では、これをアルファベットの「D」から「Z」までの23段階で評価します。無色に近いもの程光の入射によって虹色に輝くため希少価値がありますが、カラーのグレードは熟練した専門家が専用の照明を当てて裸石の状態でダイヤモンドを観察してはじめて判断できるくらい微妙なものでもあります。

一般的に「G~J」以上の評価であれば、肉眼では光に透かしても色味はまったく分からないと言われています。

D~F
無色
G~J
ほぼ無色
K~M
わずかな黄色味
N~R
非常に薄い黄色
S~Z
薄い黄色

ダイヤモンドの鑑定書の見方④カットとは?

カットはダイヤモンドの全体的なプロポーション(形)、ポリッシュ(研磨)、フィニッシュ(仕上げ)、シンメトリー(対称性)によって評価されます。カラット、クラリティ、カラーは自然が決定する項目であるのに対し、カットは唯一人の手を加えることにより評価が分かれる項目です。

ダイヤモンドの研磨職人は、天然鉱物であるダイヤモンドが持つ屈折率や分散率、硬度などを緻密に計算し、ダイヤモンドを上から眺めたときに反射される「ブリリアンシー」と呼ばれる白い光、「ディスパージョン」と呼ばれる虹色の煌き、「シンチュレーション」と呼ばれる動くたびに現れる光など、様々な種類の輝きがもっとも多くなるように原石を研磨します。削る角度が浅すぎても深すぎても側面や裏面から光が漏れてしまうため、理想的なカットを実現するのはまさに熟練の職人業です。

カットグレードは3,850万通り以上のデータベースを元に照合し、「EXCELLENT(エクセレント)」「VERRY GOOD(ベリーグッド)」「GOOD(グッド)」「FAIR(フェア)」「POOR(プア)」の5段階で評価されます。

ダイヤモンドの価格は「4C」で決まる

ダイヤモンドの価格は「4C」で決まる

ダイヤモンドは4Cのグレードが高いと飛躍的に稀少性がアップします。たとえば0.2カラット以上のダイヤモンドは、採掘される全てのダイヤモンドのうち、そもそも2%ほどしか存在しないものだそうですが、このうちDカラーのダイヤモンドとなれば1,400個にひとつ、クラリティがフローレスのものであれば、100万個にひとつあるかないか、と言われており、条件がひとつ加わるたびに、その希少価値はどんどん高まります。

稀少性が高まるということは、それだけ価格も跳ね上がるということです。すべての項目をパーフェクトに満たすダイヤモンドに巡り合い、これを手にするということは、実はなかなか容易なことではありません。

もし、あなたがひと目見て「グレードが高そう!」「輝きが違う!」と思われるようなダイヤモンドを予算内で選びたいと思うならば、素人目には判断が難しく肉眼ではほとんど分からないカラーやクラリティの評価を気にするよりも、見た目に分かりやすいカラット数が大きく、カットの良いものを選ぶことをお勧めします。

カラット数だけに着目してみると、0.1カラットアップ毎に約10万円アップが相場だと言われていますから、0.2カラットでは20万円~、0.3カラットでは30万円~というように、見栄えと価格を比例させることができますね。

カットに関しては、大抵のジュエリーショップが「VERRY GOOD(ベリーグッド)以上のダイヤモンドのみ」などと謳っているので、注意して確認してみるようにしましょう。

ちなみに、「ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ」によれば、全国の婚約指輪のカラット数の割合は、「0.2カラット~0.3カラット未満」が32.9%と最も高く、「0.3カラット~0.4カラット未満」が26.8 %と続きました。0.3カラット前後のダイヤモンドは全国の婚約指輪の平均予算にもっとも近く、また女性が指にはめてみて「小さい」とも「大きい」とも感じることがない、黄金比率のデザインを実現できる大きさであるとも言われています。婚約指輪の選び方が分からないという人は、先ずはこの「0.3カラット」をひとつの目安としてみるのはいかがでしょうか。

ダイヤモンドの「シェイプ」とは?

ダイヤモンドの「シェイプ」とは?

ダイヤモンドの「シェイプ」とは、4Cの「カット」と混同されがちですが、似て非なるものになります。ダイヤモンドを立体的に捉え、光の入射角などを計算して研磨する「カット」に対し、ダイヤモンドを上から眺めたときの形を意味する「シェイプ」は、原石の特質に合わせて決まってくるものです。

4Cの「カット」の評価において品質基準が定められている「シェイプ」は、唯一「ラウンドブリリアントカット」という丸い形で、その他の形は「ファンシーシェイプ」と総称されます。

ダイヤモンドを初めて購入する人の多くは、もっともクラシックでポピュラーなラウンドダイヤモンドを選びますが、これは市場の需要や製造コストなどの背景からもっとも高値が付きやすいシェイプであると言えます。

4Cの特徴が同じダイヤモンドでも、ファンシーシェイプを選ぶと、同じサイズ・同じクオリティのラウンドダイヤモンドよりも、30%近くお特に購入できるケースもあります。

以下に、ダイヤモンドの主なシェイプとその特徴、1カラット当たりの参考単価についてまとめ、ご紹介いたしますので、ぜひご参考になさってみてくださいね。

ラウンドブリリアントカット

参考価格
35.0万円/1カラット

上方が円形で58面体から強い輝きを放つカットで、婚約指輪などによく使用され、ダイヤモンドの中で最も普遍的な人気を誇っています。

ラウンドブリリアントカット

オーバルブリリアントカット

参考価格
29.2万円/1カラット

楕円形のような形状でクラシカルなイメージを持っています。イギリスのエリザベス女王の王冠に使用されているカットでもあります。

オーバルブリリアントカット

マーキスブリリアントカット

参考価格
30.4万円/1カラット

18世紀にルイ15世から侯爵の称号を与えられた女性がそれに敬意を表してこの形のダイヤに「侯爵」という意味を表す「マーキス」という名称をつけたと言われています。

マーキスブリリアントカット

ペアシェイプブリリアントカット

参考価格
26.0万円/1カラット

その形状から「洋ナシ」を意味する名前が付いていますが、「女神の涙」を意味する「ティアドロップ」とも呼ばれ、女性らしくエレガントな雰囲気を演出するカットです。

ペアシェイプブリリアントカット

ハートシェイプブリリアントカット

参考価格
21.6万円/1カラット

その名の通りハート型のダイヤモンドで幸福や愛をイメージさせるカットです。欧米では女性にとても人気の高いカットの1つです。

ハートシェイプブリリアントカット

プリンセスカット

参考価格
25.7万円/1カラット

ブリリアントカットとステップカットの両方のよさを兼ね備えているため正式には「ミックスカット」と呼ばれ、人気も評価も高いカットです。

プリンセスカット

エメラルドカット

参考価格
21.0万円/1カラット

破損防止のために8角形になったのがそもそもの始まりとも言われますが、落ち着きや神秘性を表す品のよいカットです。

エメラルドカット 価格参考:https://www.bluenile.com/jp/education/diamonds/shape/price-comparison

輝きの評価基準「サリネライト」が注目されている

輝きの評価基準「サリネライト」が注目されている

ダイヤモンドと言えば、その美しさは輝きで決まりますよね。近年、「4C」の鑑定基準では輝きそのものを評価できないという考えから、ダイヤモンド測定技術の世界的リーダーであるサリネテクノロジー社が開発した「サリネライト」が注目されています。

サリネライトとは、ダイヤモンドのBrilliance「明るさ」・Fire「分散光」・Sparkle「煌めき」・Light Symmetry「光の対称性」という4つの分野での反射光を測定し、総合評価を行ったもので、ダイヤモンドの輝きを科学的に評価する基準です。4Cの鑑定書とサリネライト測定結果を記したサリネレポートを見れば、そのダイヤモンドのポテンシャルに加えてパフォーマンスもチェックすることが可能になるということですね。

このサリネライトを世界で初めて導入したダイヤモンドブランドは「エクセルコダイヤモンドで、ほかに「ケイウノ」や「銀座ダイヤモンドシライシ」なども自社で取り扱っているダイヤモンドの評価基準としてサリネレポートを採用しています。

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